基本的にビジネスと云うモノは結果が全てで結果主義です。 働いたその結果として、どれだけ利益を上げたか、またどれだけ稼いだか、によって評価されるのが一般的です。 が、利益や収益はその時々の社会情勢や、相場などによって大きく変動します。 評価が大きく変動し、それを元に給料も上下するような歩合制の収入では、働く人の立場からすると生活の安定が得られません。 そこで考え出されたのが「努力を評価して欲しい」というやり方です。 今期は売り上げも芳しく無く、世間の景気も悪くて結果は良くなかったが、みんなよく頑張ったからその努力を評価して、給料は前年並みにして欲しいというような話で、売り上げも無く赤字が続くと、いつの間にか努力だけを評価するにも限界があります。 結果の評価は簡単で単純明快ですが、この努力の評価となるとあいまいで不確かです。 その曖昧で不確定なモノを評価しようとすると、遅刻・欠席の有無に勤務時間と、上司のご機嫌うかがいができるか、などを見ることになります。 ここが今の「働き方改革」のキモになる部分かもしれません。 親方が日の丸や大手の上場企業なら、何でもいいのですが、中小零細企業においてはそんなバカの事は言ってられません。 本来のあるべき形、つまり結果で評価するという姿に戻さなければ、企業存続は出来ません。
結果で評価し、稼ぎの何割を従業員が取るかを決めると、利益というお金の流れの「見える化」ができます。 この2つを行うことで、働き方と働かせ方は変わります。 ムダな長時間残業や上司へのご機嫌うかがいは意味をなさなくなり、生産性は飛躍的に向上します。 でも、曖昧ておく事でおいしい汁を吸っていた輩もいますから、そいつらは抵抗勢力となりますね・・・
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